WordPress -scaledという画像が自動生成される原因と対策
WordPressで「-scaled」という画像が自動生成される原因と対策です。
ある時、wp-context/upload内に「-scaled」という画像があることに気がついた。
下図は「1.jpg」というファイルをアップロードした結果だが、サムネイル画像が自動生成された最後に「1-scaled.jpg」ってファイルができている。
なんだこれ?って思いつつ調べてみると「-scaled(スケール)」は、リサイズ処理がされた画像だった。これって本当に必要なのか?って疑問がわいたので、原因と対策を調べてみた。
ここでは WordPressで「-scaled」という画像が自動生成される原因と対策 について紹介します。
「-scaled」という画像が自動生成される原因
実はこれ、Wordpressバージョン5から追加された機能だった。
2560px以上の画像をメディア内にアップロードすると、自動で「-scaled」という画像が作成されるとのこと。これにより、メディア内の画像もオリジナルのものではなく「-scaled」の画像が自動で使用される。
これは、サイズの大きい画像を利用するとWebサイトの読み込み速度に影響が出るため、Wordpresが自動でリサイズ処理をしてくれているってわけ。
ただ、写真命なページなどでは邪魔な機能になってくるんで、止めたいという場合には対策が必要だ。
「-scaled」という画像を自動生成させない方法
functions.phpに下記のコードを追記すれば、「-scaled」の自動生成を止められる。
add_filter('wp_big_image_size_threshold', '__return_false');
仮に5000px以上の画像のみ縮小したいなんて場合には下記のコードが有効だ。
add_filter('big_image_size_threshold', function() {
return 5000; // 5000px以上の画像のみ縮小
});
5000の部分を変更すれば、縮小される画像の基準値を自由にカスタマイズできる。
まとめ
WordPressで「-scaled」という画像が自動生成される原因と対策を紹介しました。
ちなみに生成済の「-scaled」画像を削除するには、FTPツールを使って「wp-content/uploads/」内の「-scaled」付きの画像を手動で削除すればよい。WordPressのプラグインもあるけど、わざわざインストールするくらいなら手動で消した方が早いからね。念のためバックアップはとっておこう。
おつかれさまでした。