ロジクール PRO X SUPERLIGHT 2 DEX レビュー!仕事用マウスとして使ってみた
ロジクールのワイヤレスゲーミングマウス「PRO X SUPERLIGHT 2 DEX」を購入したのでレビューします。

今回購入したのはホワイトモデルの「GPROXSL-WLDEXWH」です。
PRO X SUPERLIGHT 2 DEXは、プロゲーマーやeスポーツ向けに開発されたロジクールのハイエンドゲーミングマウス。
ちなみに筆者は、PCゲームをやりません(笑)
用途はWeb制作やプログラミング、ブラウザ操作など完全に仕事用です。そんな筆者がなぜ約27,000円もするゲーミングマウスを購入したのか。実際に仕事で使ってみて感じたフィット感や操作性、これまで使ってきたマウスとの違い、G HUBの設定なども含めて紹介します。
「ゲームはしないけど、毎日使うマウスにはこだわりたい」という方の参考になればうれしいです。
目次
PRO X SUPERLIGHT 2 DEXを購入した理由
これまで筆者は、Microsoftの「Wireless Mobile Mouse 3500」を長年愛用していました。決して高機能なマウスではないのですが、サイズ感や握った感じがちょうどよく、なんだかんだ使い続けていたんですよね。ところが、ある時からマウスホイールの動きがおかしくなりました。下へスクロールしているのに突然上へ戻ったり、逆方向へ動いたり。これが地味にストレスなんですよ。
以前「マウスホイールが変な回転するので分解して清掃してみた Microsoft Wireless Mobile Mouse 3500」という記事を書いたのも、このマウスです。分解して清掃することで改善はしたものの、さすがに長年使ってきたこともあって、そろそろ新しいマウスに買い替えようかなと。とはいえ、これがなかなか難しい。マウスなんていくらでも売っているので、すぐに気に入ったものが見つかるだろうと思っていたのですが、実際にいくつか買って試してみても、どうもしっくりこない。そんなある日、ヨドバシカメラのゲーミングマウスコーナーを眺めていたところ、目に入ったのがロジクールの「PRO X SUPERLIGHT 2 DEX」でした。
そして売り場を見ると……
人気第一位。

おお、そんなに人気なのか!
ただし価格を見てみると、
26,950円。
……マウスに約27,000円か(笑)
これまで使っていたMicrosoft Wireless Mobile Mouse 3500を考えると、なかなか勇気のいる価格です。でも仕事柄、一日のうち何時間もマウスを握っています。毎日使う仕事道具と考えれば、ここにお金をかけるのも悪くないかなと。
実際に店頭で握ってみると、これがなかなかいい。そして、とにかく軽い。ということで、思い切って購入してみることにしました。
なかなか気に入ったマウスが見つからない
実はMicrosoft Wireless Mobile Mouse 3500から買い替えようと思って、これまでにもいくつかのマウスを試しています。

その一つがサンワサプライの「MA-WBBS519W」です。充電式でコンパクト。持ち運びにも便利なのですが、筆者にはどうもしっくりきませんでした。クリック自体は軽いものの、押したときの「カチッ」とした感触が弱く、ちゃんとクリックしたという感じが少ないんですよね。ホイールも同じような印象でした。そして何より、3500と比べると手へのフィット感がいまひとつ。長時間使っていると疲れる感じがあり、結局3500に戻ってしまいました。
もう一つ試したのがMicrosoftの「Surface Arc Mouse」です。これはちょっと変わったマウスで、使わないときは平らにして持ち運ぶことができます。携帯性は抜群。カバンに入れてもほとんどかさばらないので、ノートPCと一緒に持ち歩くなら非常に便利です。手を置いたときのフィット感も悪くありません。ただ、筆者には操作性が合いませんでした。左右クリックの境界が分かりにくく、一般的なマウスにあるクルクル回すホイールもありません。特にスクロールは慣れるまで思ったように操作できず、これが結構なストレスでした。慣れれば便利なのかもしれませんが、毎日仕事で使う道具なので「慣れるまで我慢して使う」というのもちょっと違うかなと。
もちろん、どれも悪いマウスというわけではありません。マウスは手の大きさや持ち方、クリックやホイールの好みによって評価が大きく変わる製品だと思います。ただ、筆者の場合は3500を超える「これだ」というマウスになかなか出会えませんでした。そんな中で見つけたのが「PRO X SUPERLIGHT 2 DEX」だったというわけです。
PRO X SUPERLIGHT 2 DEXの特徴
PRO X SUPERLIGHT 2 DEXは、ロジクールGのハイエンドワイヤレスゲーミングマウスです。大きな特徴は、右利き用に設計された左右非対称のエルゴノミック形状。ロジクールによると、30人以上のeスポーツ選手と共同開発されており、PROシリーズとして初めて右利き用の非対称形状を採用しています。
主なスペックをまとめると、こんな感じです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| センサー | HERO 2 |
| DPI | 100~44,000 DPI |
| 最大レポートレート | 8,000Hz |
| 最大速度 | 888 IPS |
| 最大加速度 | 88G |
| ボタン数 | 5 |
| 接続 | LIGHTSPEEDワイヤレス |
| 重量 | 約60g |
| サイズ | 125.8 × 67.7 × 43.9mm |
| 充電 | USB Type-C |
| ソフトウェア | Logicool G HUB |
最大44,000 DPIに8,000Hz。ゲームをしない筆者には、完全にオーバースペックです(笑)。でも、今回購入を決めた理由はスペックではなく、軽さと握ったときのフィット感でした。
PRO X SUPERLIGHT 2 DEX 公式製品ページ
PRO X SUPERLIGHT 2 DEX 開封の儀
それでは恒例の開封の儀です。パッケージは「PRO」の文字とマウスが大きく配置されたシンプルなデザイン。思ったより箱が大きい。

今回購入したのはホワイトモデルです。箱を開けるとPRO X SUPERLIGHT 2 DEX本体が登場。ゲーミングマウスというと派手なデザインを想像しますが、DEXはかなりシンプルです。仕事用のデスクに置いてもまったく違和感はありません。

箱の中には本体のほか、LIGHTSPEEDワイヤレスレシーバー、USBケーブル、レシーバー延長アダプターなどが付属しています。

PRO X SUPERLIGHT 2 DEXの外観
PRO X SUPERLIGHT 2 DEXの外観をチェックします。上から見ると比較的普通のマウスに見えます。

ただし、よく見ると左右非対称。右利き用に設計されたエルゴノミック形状になっています。左側にはサイドボタンが2つ。筆者は標準の「戻る」「進む」として使っています。
横から見ると、中央から後方にかけて高さがあることが分かります。この形状が手のひらをしっかり支えてくれます。

底面には電源スイッチなどがあります。

Microsoft Wireless Mobile Mouse 3500と比較
長年使ってきたMicrosoft Wireless Mobile Mouse 3500と並べてみました。こうして並べると、PRO X SUPERLIGHT 2 DEXの方が一回り大きいことが分かります。

高さもDEXの方があります。

これまで3500のコンパクトなサイズに慣れていたこともあり、DEXを使い始めた当初は「ちょっと大きいな」という違和感がありました。ただ、しばらく使っているうちにだいぶ慣れてきました。現在では普段の仕事で使っている分には、ほとんど気になりません。むしろ手のひらをしっかり支えてくれるので、長時間使うならDEXの方が楽に感じます。
大きいのに、とにかく軽い
そして驚いたのが重量です。まずPRO X SUPERLIGHT 2 DEXを実際に測ってみます。
続いてMicrosoft Wireless Mobile Mouse 3500。

3500については、実際に使用する状態に合わせて電池を入れた状態で計測しています。並べて見るとDEXの方が大きいのに、持ってみると印象は逆。DEXの方が圧倒的に軽い。「SUPERLIGHT」という名前は伊達じゃありません。見た目と重さのギャップには最初ちょっと驚きました。
PRO X SUPERLIGHT 2 DEXを実際に使ってみた
ここからは、実際に仕事で使ってみた感想です。

筆者はゲームをしないので、用途はWeb制作、プログラミング、ブラウザ操作など。いわゆる普通のパソコン仕事です。
手へのフィット感が非常にいい
DEXを使っていて一番気に入っているのが、手へのフィット感です。右手に合わせたエルゴノミック形状になっていて、手を自然に置くとマウスが手のひらになじむ感じがあります。「握る」というより、マウスの上に手を乗せている感覚に近いかもしれません。筆者は一日中パソコンを使っていることもありますが、長時間使っていても疲れにくいと感じています。最初は3500より大きいことに違和感がありましたが、慣れてしまうと、この大きさもフィット感を生み出すために必要なのかなと思えてきます。
クリックは軽く、ホイールは「コリコリ」が心地いい
左右クリックは3500と比較すると、音もクリックした感触も軽めです。軽いといっても、MA-WBBS519Wで感じたような「クリックした感じが弱い」という印象はありません。そして個人的にかなり気に入っているのがホイール。3500よりもしっかりした操作感があり、回すと「コリコリ」とした適度な感触があります。ちゃんと一目盛りずつ回していることが指先に伝わってくる感じで、これがなかなか心地いい。そもそも3500から買い替えようと思ったきっかけがホイールの不調だったこともあり、この操作感にはかなり満足しています。
サイドボタンは一度使うと戻れない
左側には2つのサイドボタンがあります。現在は「戻る」「進む」として使用しています。3500にはサイドボタンがなかったので、最初のうちは存在を忘れて普通にブラウザの戻るボタンをクリックしていました(笑)。ところが、使い始めるとこれが便利。親指を少し動かすだけで押せる位置に配置されていて、Webサイトを行き来するときに重宝します。Web制作の仕事ではブラウザで何ページも確認することが多いので、今ではかなり使用頻度の高いボタンになりました。一度使うようになると、サイドボタンのないマウスには戻れないかも。
USB Type-Cで充電できる
PRO X SUPERLIGHT 2 DEXは乾電池ではなく、内蔵バッテリーを充電して使用します。

これまで使っていた3500は乾電池式だったので、電池交換が不要になったのは地味にうれしい。
また、充電中でもそのままマウスを使用できます。「あ、充電するの忘れてた」というときでも、ケーブルを接続すれば有線マウスのように使いながら充電できます。
バッテリーについては購入して間もないため、今回は実際に何日使えるのかまでは検証していません。メーカー公称値やユーザーの口コミを見る限り、仕事用途で頻繁に充電が必要になるような製品ではなさそうですが、このあたりはDPIやレポートレートなどの設定によっても変わってくるようです。
Logicool G HUBで設定してみる
PRO X SUPERLIGHT 2 DEXの細かな設定には「Logicool G HUB」を使用します。
インストールして設定画面を開いてみると……

「DPI」「レポートレート」など、聞き慣れない言葉が並んでいます。ゲーミングマウスを使ったことがない筆者には、そもそも何のことやら(笑)。せっかくなので少し調べてみました。
DPIとは?
DPIは簡単にいえば、マウスを動かしたときに画面上のポインターがどのくらい動くかを決める値です。数値が小さければポインターの移動量も小さく、数値を大きくすると少しマウスを動かしただけでポインターが大きく移動します。DEXでは最大44,000 DPIまで設定できます。
……44,000 DPIっていつ使うんだ(笑)。
G HUBには800、1,200、1,600、2,400、3,200 DPIなどを登録できるので、実際に仕事をしながらいくつか試してみました。筆者の場合、一番しっくりきたのは「1,600 DPI」でした。Web制作やプログラミング、ブラウザ操作ならこれくらいがちょうどいい感じです。もちろんディスプレイの解像度やマウスを動かす範囲、好みによって変わるので、自分が使いやすい値を探してみるのがいいでしょう。
レポートレートとは?
もう一つよく分からなかったのが「レポートレート」。これは、マウスの位置情報を1秒間に何回パソコンへ送るかを表す値です。例えば1,000Hzなら、1秒間に1,000回。PRO X SUPERLIGHT 2 DEXは最大8,000Hzに対応しています。FPSなど反応速度が重要なゲームでは高いレポートレートがメリットになりますが、筆者はゲームをしません。WordPressで記事を書くのに1秒間8,000回も「ここにいます!」と報告してもらう必要もないでしょう(笑)。ということで「1,000Hz」に設定しました。
現在は、
- DPI:1,600
- レポートレート:1,000Hz
で使っています。仕事用途なら、これでまったく不満はありません。
持ち運びには少し大きい
普段はデスクで使用していますが、先日ノートPCと一緒にDEXを外へ持ち出してみました。

そこで感じたのが、やっぱり少し大きいな、という印象。デスク上で使っているときには気にならなくなったサイズも、カバンへ入れてみると存在感があります。
持ち運びだけを考えれば、平らにできるSurface Arc Mouseには到底かないません。Surface Arc Mouseは本当に薄くなるので、ノートPCと一緒に持ち歩く用途では優秀です。
DEXはモバイル性を重視したマウスというより、デスクで長時間じっくり使う方が向いているマウスだと思います。
PRO X SUPERLIGHT 2 DEXの口コミ・評判
購入前後にPRO X SUPERLIGHT 2 DEXの口コミも調べてみました。
ユーザーから特に評価されているのは、やはり軽さと右手へのフィット感です。右手用の非対称形状を評価する声や、従来の左右対称型SUPERLIGHTよりDEXの形状の方が好みに合うというユーザーも見られます。
一方で、右手に合わせて形状を作り込んでいるだけに、これまで左右対称マウスを使っていた人からは、形状に慣れが必要という声もあります。これは筆者も少し分かります。3500から乗り換えた直後は「大きいな」という違和感がありました。ただ、筆者の場合は使っているうちに慣れ、現在ではむしろDEXのフィット感の方を気に入っています。
また、価格についてはやはり「高い」という評価があります。これはもう、その通り(笑)。マウスとして約27,000円は決して安くありません。
そのほか、高いレポートレートを使用するとバッテリー消費が増えることや、使用環境によっては高レポートレートを必要としないという意見も見られます。筆者のように仕事だけで使用するのであれば、無理に8,000Hzへ設定する必要はなさそうです。
PRO X SUPERLIGHT 2 DEXの良かったところ・気になったところ
実際に仕事で使ってみた感想をまとめると、こんな感じです。
| 項目 | 感想 |
|---|---|
| フィット感 | ◎ 手になじみ長時間でも疲れにくい |
| 軽さ | ◎ 大きさから想像できないほど軽い |
| クリック | ◎ 軽くて押しやすい |
| ホイール | ◎ コリコリした操作感が心地いい |
| サイドボタン | ◎ 配置がよく「戻る・進む」が便利 |
| 充電 | ◎ USB Type-Cで充電できる |
| 持ち運び | △ 少し大きい |
| 価格 | △ マウスとしてはかなり高い |
完璧なマウスというわけではありません。特に約27,000円という価格と、持ち運ぶには少し大きい点は人を選ぶと思います。
ただ、筆者がマウスに求めていた、
- 手になじむこと。
- クリックした感触があること。
- ホイールを確実に操作できること。
- 長時間使っても疲れにくいこと。
このあたりは、かなり満足しています。
まとめ
今回はロジクール「PRO X SUPERLIGHT 2 DEX」を仕事用マウスとして使ってみた感想を紹介しました。
購入する前は「マウスに約27,000円か……」と、かなり悩みました。しかも筆者はゲームをしません。最大44,000 DPIや8,000Hzといった性能は、正直なところ完全に宝の持ち腐れです(笑)。
それでも、実際に毎日の仕事で使ってみると、このマウスの良さは数字上のスペックとは別のところにあるように感じます。
約60gという軽さ。手のひらになじむエルゴノミック形状。軽いクリック。コリコリとした心地いいホイール。そして、一度使うと手放せなくなるサイドボタン。
これまでMicrosoft Wireless Mobile Mouse 3500の代わりを探して、いくつかのマウスを試してきましたが、ようやく「これなら長く使えそう」と思えるマウスに出会えた気がします。
もちろん、マウスは人によって好みが大きく分かれます。約27,000円という価格を考えると、万人に「絶対おすすめ」とはいえません。ただ、一日の大半をパソコンの前で過ごし、毎日何時間もマウスを使う人なら、毎日触れる仕事道具にお金をかけるという選択肢はアリだと思います。
筆者の場合は、買って正解でした。ゲームをしない人にもおすすめできる、ちょっと贅沢な仕事用マウスです。
以上、ロジクール PRO X SUPERLIGHT 2 DEXのレビューでした。
おつかれさまでした。
